筋膜の癒着って何？コリや痛みに関係あり！

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筋膜は私たちの体にとって非常に重要で、身体の安定性を保ち、動きをサポートしていることはすでに説明しました。

しかし、筋膜に不具合が起こると、体にさまざまな問題が生じることがあります。

今回は、筋膜の不具合である「癒着」が、体にどんな影響を及ぼすかについて詳しく見ていきましょう。

筋膜の癒着とは

正常な筋膜は元々水分をたっぷり含んでしなやかな状態です。

筋膜の癒着とは、しなやかな筋膜が脱水してしまうことで粘性が増して接着剤のようになってしまい、隣接する筋肉や皮膚、骨など、身体の異なる部分とくっついてしまった状態を指します。

筋膜の癒着は全身に影響する！

頭のてっぺんからつま先まで、全身でつながっている筋膜には、「セーターコンセプト」という考え方があります。
これは、筋膜はセーターを着ているようなもので、どこか一か所を引っ張ると全体に影響が及ぶ、というものです。

セーターのどこか一部の毛糸が絡まって固くなっていたりすると、他の部分も引っ張られてスムーズに伸びない状態になりますよね。

それと同じイメージで、体のどこかで筋膜の癒着が発生していると、他の部分のつっぱり感や可動域の制限など、全身に影響が及びます。

筋膜の癒着が引き起こす問題

筋膜の癒着が進行すると、体にさまざまな影響を及ぼします。その代表的な例を見てみましょう。

• 筋肉の痛みやこり
  筋膜が癒着すると、周囲の筋肉に圧力がかかり、痛みやこりが生じやすくなります。

• 姿勢の悪化
  筋膜が癒着すると、筋肉の滑りが悪くなり動きづらくなり、正しい姿勢の維持が難しくなります。結果として姿勢の悪化につながります。

• その他の身体の不調
  筋肉の中と周辺には、血管、リンパ管も通っているため、筋膜が癒着すると、血流やリンパの流れが滞ってしまいます。
  
  その結果、酸素や栄養が全身に行き届かず、老廃物や疲労物質も蓄積されてしまい、冷えやむくみ、疲れやだるさなど、さまざまな不調につながります。

また、筋膜は全身の筋肉の動きをサポートしているため、痛みなどの体の不調だけではなく、スポーツのパフォーマンスや、トレーニングの効果にも悪影響を及ぼします。

筋膜の癒着を予防

筋膜が他の組織と癒着した状態になると、解消するのは簡単ではありません。

特に身体の深部の癒着はとても強固で、場合によっては何十年と身体にへばりつきストレスをかけ続けます。
まずは癒着しないように予防することが大切です。

• 適度な運動やストレッチ
• 良い姿勢を意識する
• 水分を適度に撮る
• 体を冷やさないようにする
• ストレスを溜めない

筋膜の癒着を改善する　〜筋膜リリース〜

筋膜の癒着やゆがみなどを起こした筋膜を、正常な状態に戻すための施術として近年注目されているのが「筋膜リリース」です。

筋膜リリースは、手技療法の他に、マッサージガンやフォームローラーのような道具を使ったり、電流の力を使ったり、さまざまな方法があります。

マッサージガンやフォームローラーは、セルフケアでよく使われています。浅い部分の筋膜に作用してほぐします。

痛みが出るほど行うのは体を痛めます。体重をかけすぎず、一部位にかける時間は短めに、60秒程度が体に負担なくおすすめです。

体の深部のとても強固な癒着は、長年へばりついている場合もあり、セルフケアで簡単に解消できないこともあります。
そのような場合は、整体院などで筋膜リリースの手技療法を受けてみるのもよいでしょう。

まとめ

今回は、筋膜の癒着とは何か、癒着が体に及ぼす影響や対策についてご紹介しました。

筋膜が柔軟性を失い、他の組織とくっついてしまうと、さまざまな体の不調を引き起こし、姿勢にも影響します。
普段の生活で癒着しないように気を付けることが大切です。
また、セルフケアや整体などでケアを受けるのも癒着を解消するのに効果的です。

当院では、こり固まりの原因となる姿勢や体のゆがみを根本的に改善に導く、最先端の痛くない深層筋膜リリースを提供しています。

身体の深部の癒着は、場合によっては何十年と身体にへばりつきストレスをかけ続けますが、深層筋膜リリースは、そのような頑固な癒着も強い刺激は与えずに柔軟にしていきます。

深層筋膜リリースで体の不調やゆがみ、姿勢を改善しながら、日常的に良い姿勢を定着させてはいかがですか？

興味のある方はお気軽にお問い合わせください。